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ヤンバル動物診療所

大城 菅雄先生

院長:大城 菅雄先生

名護出身の大城先生は、幼稚園の頃から獣医になることが夢でした。大学をご卒業後、東京の動物病院で勤務された後、地元に帰って来られ開業されました。名護を拠点にやんばる地方の犬・猫を中心に野生動物などへの医療を、獣医師会やNPO法人どうぶつたちの病院沖縄とも連携し、提供されています。沖縄はもちろん、鹿児島からも来院があり、効率的なオペレーションのため、電子化や機械化を行うことで、年間10,000件以上の対応をされていらっしゃいます。

美音SpaceDesignに住宅併設医院を設計してもらおうと思ったきっかけは何でしたか?

ひとまず自宅車庫を改装して開業しましたが、道路の拡張工事に建物がかかってしまい、移転を余儀なくされました。伝英さんは、幼少期から知っている近所のお兄ちゃんで、足が速くて、ギターも上手な憧れの先輩でしたので、迷うことなく依頼しました。

打ち合わせはどうでしたか?

担当の みのりさんは、仕事の段取りがよく、仮設の診療所での営業から再移転の期間も短く大変でしたが、よくしていただきました。コチラの意見をしっかり反映して機能的なものになったと思います。友人からは、芸術的な建築家は自分のやりたいことを押し付けてくるので気を付けろよ!(笑)と言われていましたが、全く問題ありませんでした。いろいろアイデアのキャッチボールができ、ワクワクさせてくれました。工事を担当してくれた方々も皆さんスペシャリストで、とてもよいチームであったと思います。

こちらの建物で気に入っているところはどこですか?

基本的に全部満足しています。

まず、動物病院は、玄関を入ると広い待合室があるのが一般的ですが、やんばるは、大型犬が多いという地域性があります。そして、病気やケガをした動物は、できるだけ同じ空間にいない方が感染症対策としても心理的にもよいので、個別の診察室を充実させています。犬と猫が一緒の空間にいるだけで、基本的にはお互いにストレスです。よって、できるだけ早く別々の診察室に入ってもらって、個別換気し、感染が広がらないようにしています。

ヤンバル動物診療所の外観写真

ヤンバル動物診療所の内観写真(受付)

レントゲン室の位置も良く考えられているので使い易いですね。

また、床は、衛生的に保てるように機能的なものになっています仮設の診療所の時に、シミュレーションができたのは各諸室の配置や動線を考える上でも非常に良かったです。

また、獣医師として機能的な要望を伝えることはできましたが、やはり建築家は違いますね。建築的な美しさやインテリアなどコチラから要望のできなかった分を、しっかりカバーして実現してくれました。たとえば、病院側でいえば、エントランス周りであり、住宅部分でいえば、ハイサイドライトやトップライトからの光や、玄関を入って正面のオシャレな壁など大変気に入っています。

本当にリビングの大空間に入ってくる自然の光が心地よいですね。夏も明るいのに、暑くはならないです。妻のお気に入りは、住宅部分の動線が一周できるところです。2人息子がラグビー、テニスをするので、外から帰ってきた際に直接お風呂場に入れ、家の中に砂を持ち込むこともなくなり快適だそうです。妻自身も土いじりをするので、大変便利に使っています。とにかく明るく、ベランダでBBQもでき、友達や親戚が大勢くるようになり、毎日楽しく、快適に過ごせています。

ヤンバル動物診療所の内観写真

美音SpaceDesignの悪かった点、不満な点、改善が必要な点はないでしょうか?

検査室がもう少し広ければよかったけど、建替えと言えども改築扱いで、面積に制限がありましたので、不満という不満ではないですね。今回は1年点検に合わせて、インタビューさせていただきましたが、これからは、個人医院から法人組織にして、永続していけるようにされるそうです。
これからもヤンバルの動物診療にますます貢献され続ける先生のサポートを、しっかり続けさせていただきたいと思います。